のんびり楽しめる海中道路近くの古民家カフェ・宿&喫茶【アガリメージョー】

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営業時間月曜日: 11:30〜16:00
火曜日: 11:30〜16:00
水曜日: 11:30〜16:00
木曜日: 11:30〜16:00
金曜日: 11:30〜16:00
駐車場20台
電話番号050-5317-4813
住所〒904-2314 沖縄県うるま市勝連平敷屋3661番地
ホームページホームページ



のんびり楽しめる海中道路近くの古民家カフェ・宿&喫茶【アガリメージョー】

みなさんこんにちは、今回のうるま市ポータルは海中道路の近く、うるま市勝連平敷屋にある宿&喫茶「アガリメージョー」をご紹介します。

 

「アガリメージョー」では、築50年の古民家(オーナーのご実家)を宿&喫茶としてリノベーションして営んでいて、ゆったりとした沖縄の昔ながらの時間と美味しいお食事を楽しめる空間を提供しています。

 

「アガリメージョー」ってどういう意味なの??と思わずにはいられないユニーク名前ですよね。

 

「アガリメージョー」とは、オーナーである眞榮里(マエザト)さんの家系の屋号で、「アガリ(東の)メー(前の)ジョー(門)」という意味合いがあります。(昔は、東前門だったそう)

 

「アガリメージョー」のコーヒーは香りがとても豊かでコクがあり、県産品の食材を使用したこだわりのお食事と、お菓子やかき氷もとても美味しく、それでいてどこか懐かしい味がします。

 

【地域の文化や交流を楽しめる】をコンセプトに営業している「アガリメージョー」では、うるま市の伊計島で作られた小麦をその場で焙煎して飲める「本気の麦茶焙煎体験」や、平敷屋エイサーの特徴的な踊りであるハントーを体験できる「ハントー体験」も楽しむことができます。

 

オーナーの眞榮里さんは人を楽しませることが好きな性格で、東京のNSC(よしもと芸能養成所)で作家の勉強をしていたこともあるそう、現在は「アガリメージョー」のお仕事以外にも、絵本の出版を計画したり、店舗内で演劇をやってみたいとクリエイティブに活動しています。

 

そんな素敵な宿&喫茶「アガリメージョー」をご紹介します。

 

ぜひぜひ、最後までお楽しみくださいませ。

宿&喫茶「アガリメージョー」

宿&喫茶「アガリメージョー」は、その名の通り宿と喫茶をメインに営業しています。

 

店内の雰囲気は、古民家の広々とした雰囲気を最大限活かしリノベーションされていて、清潔感がありつつも、ゆったりとした昔ながらの「うちなー時間」を感じる事のできる空間となっています。

 

「アガリメージョー」はオーナーの、眞榮里(マエザト)さんの実家をリノベーションして作られており、オブジェやお仏壇は実際に眞榮里家のものだそうです。

 

ちなみに筆者も沖縄生まれ沖縄育ち。「アガリメージョー」の取材中は、オジーオバーの昔のお家を思い出し、親戚があつまりだれかが三味線を弾いて、みんなで団らんした楽しい記憶が蘇ってきました。

 

地元沖縄の方も、観光でいらっしゃった方も、心地よくとてもリラックスできてついつい長居しちゃいそうなお店の雰囲気です。

喫茶「アガリメージョー」人気メニュー

喫茶「アガリメージョー」は、お食事やドリンクメニューに地元の特産品を使用していて、「アガリメージョー」でしか味わえないメニューをご用意しています。

「アガリメージョー」の人気のメニューをご紹介します。

「アガリメージョー」人気メニュー ナポリタン 700円

ナポリタン

「アガリメージョー」のナポリタンは、沖縄県産の豚肉とうるま市浜比嘉の塩を使用した自家製のスーチカー※が自慢の、にんにくの風味が効いた王道のナポリタン。

(スーチカーとは、豚のバラ肉をたっぷりの塩でじっくりつけて作る伝統料理。「スー」=「塩」「チカー」=「漬ける」)

「アガリメージョー」の定番メニュー タコライス 750円

オリジナルのタコライスは、沖縄の手作り本格キムチ「やまや」のソースでコクのある旨辛さを演出、お肉は沖縄県産の鶏肉を使用し、タコライス独特の油濃さがなくヘルシーに仕上がってます。

Tettoh Coffeeさん焙煎のビターブレンド 550円

「アガリメージョー」さんのコーヒー、ビターブレンドはうるま市栄野比にある、地元うるま市では美味しいコーヒー専門店で有名な「Tettoh Coffee」さんで焙煎された豆を使用しています。

香りが豊かで、どくとくの苦味と旨味のあるビターブレンドです。

多良間産純黒糖を使った「ぜんざい」 400円

沖縄では冷たいぜんざいが一般的、かき氷と一緒にデザートとして食べるのが沖縄の夏の定番です。

 

「アガリメージョー」では、多良間産純黒糖を使っていて、甘すぎずコクのある味わいで提供しています。ワシミルク(コンデンスミルク)を使ったミルクぜんざいもオススメ!!

ゲスト焙煎 x 伊計島の小麦を使用「本気の麦茶」 1組1000円

うるま市の伊計島産の小麦を使用した「本気の麦茶」

 

お客様自身で焙煎してもらい、さらにミルで挽いていただくという体験型のドリンクメニューとなっています。

 

その場で焙煎し挽いていただく麦茶はとても香ばしく、甘さと旨さ、さらに楽しさもプラスされた大人気のメニューです。実際の麦わらをストローにのんでいただきます。

(余裕がある場合は、オーナーの眞榮里さんがサンシンを弾いてくれることもあるそうです。)

 

※売上の一部は、伊計島の自治会に寄付されます。

ハントー体験 1組4000円 ※別途平敷屋商店にて泡盛購入

ハントーとは、沖縄でも有名なエイサー青年会「平敷屋エイサー」の特徴の1つで、酒甕(さかがめ)を担いで踊る踊り手の事。

 

エイサー保存会の方も協力していただき、サンシンを弾いて盛り上げながらハントーを体験することができます。

 

購入していただいた、泡盛を酒甕に入れて着替えをしてもらいハントーを体験。

 

しかも、ハントー体験後は酒甕に入っていた泡盛を持ち帰ることができます。

 

※2週間前のご予約が必要になります。

宿「アガリメージョー」

宿&喫茶「アガリメージョー」では、宿の施設も併設しています。

 

宿泊したお客様からは「どこか懐かしく感じる」とよく言われるそうです。

 

オーナーの眞榮里さんも、実家に帰って来たときのようにリラックスして欲しいという思いを込めて、宿泊のお客様一人ひとりに接しているそうです。

 

広々としていて、シャワーもトイレも新しく清潔感のある宿ですが、料金はとてもリーズナブル。小学生未満は無料なのも嬉しいですね!!

 

人との繋がりをとても大切にするオーナーの眞榮里さん、素敵なおもてなしで地元うるま市平敷屋のディープな体験をさせてくれたり、お話を聞かせてくれるのも「アガリメージョー」の宿の醍醐味です。

 

\ 素泊まりプラン(2名様〜ご予約可能) /大人:5,000円(高校生以上)
小・中学生:2,000円
※3名様以上で割引有り
※小学生未満は宿泊代無料”
※地元割・人数日数による割引あり”

「アガリメージョー」オーナー 眞榮里 良人(マエザト ヨシヒト)さんインタビュー

「アガリメージョー」のオーナーである眞榮里 良人さん。

 

眞榮里さんは「アガリメージョー」のあるうるま市勝連平敷屋生まれで、先にお伝えした通り「アガリメージョー」の建物が眞榮里さんのご実家です。

 

地元うるま市勝連平敷屋を盛り上げたい、平敷屋の独特で深い文化を楽しく子どもたちに繋げたい、そして訪れた方にも平敷屋の文化を知って楽しんでもらいたいという思いで、宿&喫茶「アガリメージョー」をオープンしました。

 

今でこそ、大好きな地元を盛り上げたいと活発に活動をしている眞榮里さんですが、実は幼い頃は地元が苦手だったとか。

 

眞榮里さんに地元への思いや、宿&喫茶「アガリメージョー」をオープンするにあたったきっかけをお聞きしました。

地元が好きではなかった「幼少時代」

眞榮里さん
眞榮里さん
「実は、若い頃は地元があまり好きではなかったんです・・・」

 

驚いたことに、今でこそ地元を盛り上げようと活動している眞榮里さんですが、実は地元が苦手だったそうで、早く地元から抜け出したいと学生の頃は思っていたそうです。

 

眞榮里さんは、六代続くの眞榮里家の長男として生まれます。

 

そのため、親や親戚から「お前は、長男だからこのお家を継がないとけないよ」と言われ続け、それがプレッシャー感じたそうです。

 

それから、田舎特有の周りの人々との距離が近く、つながりが強すぎるという事もあったり、また眞榮里さんのお母様は静岡県出身の方で当時の平敷屋では珍しいナイチャー。(本土の方)

 

周りの人々の母親に対する風当たりが強く、もともと気の弱い母親が孤立している状況を目の当たりに。

 

それらの理由で幼い頃は地元があまり好きではなく、自立して地元から出たいと思っていたそうです。

高校卒業後は県外へ、遠く離れた土地で郷土愛に気づく

自立して、地元から早くでてみたいと思っていた高校生時代。

 

眞榮里さん高校卒業後の進路は、遠く離れた愛知県での就職を決めます。

 

今までは人の繋がりが強すぎたり、古いしきたりや決め事が多く苦手と思っていた地元。

 

しかし、遠く離れた愛知県でしだいに沖縄や地元平敷屋への郷土愛をつのらせていったそうです。

 

きっかけとなったのは、友人と一緒に訪れた愛知県にあるとある沖縄料理屋さん。

 

その沖縄料理屋さんで聞く沖縄の懐かしい音楽やおいしい沖縄料理、そこでやっぱり地元の沖縄、平敷屋が好きな自分に気がついたそうです。

 

その後、沖縄料理屋さんへ通うようになり独学でサンシンを学び、その沖縄料理屋さんサンシンを奏でるようになったそうです。

 

地元沖縄への愛情とともに、人を楽しませることが好きな自分に気づき、眞榮里さんは転職を考え始めます。

沖縄の物産品を販売する企業への転職 、そしてCDの発売

地元沖縄をアピールできて、人を楽しませる仕事してみたい。眞榮里さんは好きな事を仕事にしてみたいと、23歳のころに転職を決めます。

 

転職先は、沖縄の特産品を販売する会社。

 

そこで眞榮里さんは販売員として接客し、沖縄の特産品を販売したり、イベントではサンシンを弾いたり、島唄を歌ったりしたそうです。

 

その頃、オリジナルのテーマソングを作成して、CDの製作・発売も経験したことがあるそうです。

人を楽しませる腕を磨くため、お笑いの「よしもと養成所」へ通う

眞榮里さんは30歳のころに東京へ渡り、お笑い芸人輩出で有名な「よしもとの養成所」へ通い始めます。

 

もっと、腕をみがいてたくさんの人を楽しませる仕事がしたい。そんな思いで、よしもと養成所の放送作家コースへの入学を決心したそうです。

 

生活費を稼ぐために飲食店でバイトをしながら、面白い企画を考えては事務所に企画書を売り込んだり、イベントを企画したりという生活を3年ほど続けます。

父親の重い病気知り沖縄へ戻る決心をする

東京での夢を追いかける生活が2年ほど過ぎた頃、父親が重い病気にかかってしまい、あまり長くはないかもしれないという知らせが眞榮里さんへ届きます。

 

夢半ばでしたが、眞榮里さんは父親を看病をするため沖縄へ帰る決心をします。

 

跡継ぎの長男が帰ってきて安心したのか、お父さんは眞榮里さんが沖縄へ戻ってきて3ヶ月ほど経ったころに静かに息をひきとったそうです。

 

お父様がお亡くなり前に一つ「実家は自分が守る」と約束したそうです。

製薬会社の内定を取りやめて、地元うるま市を盛り上げる会社へ就職

地元へ戻ってきた眞榮里さん。放送作家として、人を楽しませるという夢は叶いませんでしたが、ちがうカタチで地元を盛り上げることを誓います。

 

新しい職場にえらんだのは眞榮里さんの地元、沖縄県うるま市の地域おこしをメインに運営している会社。

 

眞榮里さん
眞榮里さん
「実はお給料も待遇もいい製薬会社への内定をいただいていたのですが、たった一度の人生なので好きな事ができる仕事に決めました。ちゃんと妻を説得して・・・」

 

新しい職場では、地元であるうるま市の特産品を使って商品を開発したり、町おこしのイベントを企画・運営をしたりと、とてもやりがいのある充実した仕事内容だったそうです。

 

特に生まれ育った地元である、平敷屋のエイサーをイベントにブッキングしたときには、武者震いしたそうです。

実家を使い地元を盛り上げる「宿&喫茶 アガリメージョー」オープン

仕事を通して、地域を活性化させるイベントの企画・運営や特産品をつかった商品開発、空き家の活用方法なを学んだ眞榮里さん。

 

当時空き家になっていた自分の実家を使い、地元を盛り上げることはできないか?と考え始めます。

 

そこで実家のを改装し、今まで勉強してきたノウハウと経験を活かして、宿と喫茶店をやってみようと決心します。

 

できる限り実家の雰囲気はそのままに、宿と喫茶店ができるようにリノベーションし、「地域の文化と交流を楽しむ泊まれる喫茶店」というコンセプトで、宿&喫茶「アガリメージョー」をオープンします。

 

地元の特産品をメニューの商品に使用するようにし、また麦茶焙煎体験やハントー体験など体験型のメニューで地元の文化を、お客様に楽しく知ってもらうように工夫をこらしています。

 

ですがもちろんお仏壇のある、先祖代々つづくご実家を、喫茶店や宿にするという眞榮里さんの計画に反対する周りに人もいたそうです。

 

眞榮里さん
眞榮里さん
「次の世代の子供たちには、楽しい気持ちで繋げていきたいとおもっています。伝統や文化を押し付けるのではなく、自発的に子供達が地元を好きになるように、楽しんでもらうことを第一に考えています。」

 

うるま市勝連地域の文化は深く独特で、それでいて面白い。

 

お客様にも子供たちにも、楽しんで伝統や文化を学んでもらるポテンシャルは高いと語ります。

 

「実家は自分が守る」という父親との約束を、眞榮里さんならではの方法で守っていて、繋いでいるんだなと、深く感じさせられました。

「絵本作成」「演芸創作」など眞榮里さんのクリエイティブな活動に期待!!

宿&喫茶「アガリメージョー」で本当に楽しそうに働く眞榮里さん、今後の展望(野望!?)を聞かせていただきました。

 

眞榮里さん
眞榮里さん
「現在、地元平敷屋の偉人【平敷屋 朝敏】という方の絵本を作成しようと企画しています。」

 

眞榮里さんなんと、現在絵本を製作企画中だそうです。

 

また、平敷屋の偉人である平敷屋 朝敏さんの演芸も構想しているようで「アガリメージョー」でセットを組み、お客様を集めて公演もかんがえているそうです。

 

眞榮里さんはとてもクリエイティブで活動的です、ほんとに楽しそうに語ってくれたので、うまく形になってくれたらと思います。

 

宿&喫茶「アガリメージョー」は2019年11月27日にオープンしました。

 

その後すぐに訪れた新型コロナショック!!

 

取材させていただいた2021年10月現在は、緊急事態宣言も緩和されてすこしずつお客様も入って来てはいるそうですが、オープン当初から相当苦労したご様子。

 

決心したら、自分にできることを考え、行動に移すタイプの眞榮里さん。

 

コロナ禍でも自分にできることをと、

 

また地元の小学校や、勉強会などで講演をおこなったり、テレビ・ラジオ・新聞などのメディアにも多く出演したりと、勢力的に活動をしています。※以下のホームページに掲載されています。

 

「アガリメージョー」ホームページ

 

みなさんも是非一度【地域の文化と交流を楽しむ泊まれる喫茶店】アガリメージョーへ、美味しいお食事と素敵な時間、交流を楽しみにいらしてみてください!

 

最後に、長いインタビューに常に、笑顔で接してくれた眞榮里さん、本当にありがとうございました。

 

今回ご紹介した「アガリメージョー」を紹介していただいのは、うるま市ポータルで以前取材させていただいた【ほけん琉球株式会社】の赤嶺代表。

赤嶺代表ご紹介ありがとうございました。

 

「友達の輪」のようにうるま市ポータルも繋がっていければと思います!!

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